英語のエッセイの書き方基礎③イントロダクションの書き出し方!

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エッセイの導入の書き方とは?

皆さんは、「ん?なんかこの記事面白そう。」と思って読み始めた事はありませんか?

それは文章のタイトルや書き出しが読み手の興味を掻き立てる魅力的な文章であり、それは偶然によって生み出されたものではありません。筆者が頭を捻って、より多くの読み手に興味を持って貰えるかを考えた結果そのような文章が生まれているのです。

そしてエッセイにおけるIntroduction(導入)そしてTitle(タイトル)も同じく、興味を引きつける文章でなくてはいけません

そこで今回はIntroductionの簡単な構造のおさらい、Attention Getter(興味を惹きつける文章)、具体的なTitleやAttention Getterの具体例等についてご紹介したいと思います!

Introductionの構造って?

最初に、Introduction(とTitle)の構造をテンプレートを使って見ていきましょう。

                Title(タイトル)

[Introduction]

[Attention Getter]ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー. ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー. [Thesis statement]ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー.

①Titleがあって

②Attention Getterで読み手の興味を惹きつけて

③最後の一文にThesis statementをつける。

うん。凄くシンプルですね。

ここに書いてある構造はまずイメージを掴んで欲しいと思って載せておきました。

Thesis statementの詳しい説明は別の記事で説明しているのでそちらをご覧ください。

Attention Getter(興味を惹きつける文章)とは?

人を惹きつける文章を作る時には、いくつかのパターンが存在します。

その中でも最も鉄板と言えるようなAttention Getterは以下のものになります。

 

Common Fact(多くの人が共感出来る事実を提示する手法)

Suprising Fact(驚くべき事実を提示する手法)

Definition(物事の定義を問う手法)

Question(疑問を投げかける手法)

Story(物語の始まりを匂わせる手法)

Quotation(有名な言葉やことわざなどを引用する手法)

 

などが挙げられます。他にも色々手法はあるとは思いますが、上記の手法を組み合わせればAttention Getterは格段に作りやすくなります。

また違う機会に1つずつご説明しますので、今は「こんなに方法があるんだな〜」くらいに思って頂けたら幸いです。

TitleやAttention Getterの具体例

ここで、流石に例があった方が分かりやすいかと思ったので、筆者自信が英語圏の大学にいた時に書いた英語の授業で作ったエッセイから抜粋して具体例を見てみようと思います。特にレベルが高い訳ではないですが、教授からは「初心者用のお手本にしても良い?」と尋ねられた事もあるエッセイなので良い具体例になると思います。

以下エッセイのタイトル〜Introです。

              You Know “Wa”?

There was an unforgettable natural disaster called The Great East Japan Earthquake on March 11, 2011 in Japan. The earthquake, whose magnitude was more than 9, triggered a huge tsunami, and over 15,000 people were killed in a flash. The terrible and pitiful sight gave a tremendous shock to not only Japanese people, but also people around the world. The people and victims in Japan were devastated by the grief and mourned at once after the loss of their friends, family, and loved ones.

However, despite the fact that they were in deep sorrow, people in the disaster-struck areas endured the harsh situation and helped to overcome each other. Then other countries praised the actions; people in Japan did not become panic because of the disaster, and they shared the foods without stealing them form stores. Also, they took care of others, even if they were not family or friends. The respectable actions are based on a Japanese spirit of “Wa” which represents several Japanese characters that other countries admire. The Japanese spirit of “Wa” cannot be defined easily, but it would be to value harmony, courtesy, and sensing the atmosphere in a group instead of valuing an individual.

「いや長えよ。」

と思った方、申し訳ありません。確かに通常より長いです。

Introduction自体が2つの段落に分けられている時点でイレギュラーという点もごめんなさい。

ですが内容は日本の東日本大震災の日本人の”和の心”についてなのでスッと入ると思います。

 

・まずはTitleですがオレンジで示してある箇所です。

このTitleは英語表現でよくある ”You know what?”とかけてあります。ダジャレです。これによってタイトルだけでちょっとだけ面白そうな感じを演出しています。(自画自賛)

 

・次にブルーで示してある箇所がAttention Getterです。

ここでは、Surprising Fact(驚くべき事実の提示)を読者の注意を引き付ける意味で使用しています。東日本大震災が起きた時に15,000人もの人々が一瞬で亡くなった。。。という事実は動揺を隠し切れないほどショックな出来事です。こういった事実は読み手が文章を読み進めていく上での動機になります。

 

・そして最後にレッドで示された箇所がThesis statementです。

その前の一文もThesisの一部のつもりですが、明確な文章は最後の文章。

『The Japanese spirit of “Wa” cannot be defined easily, but it would be to value harmony, courtesy, and sensing the atmosphere in a group instead of valuing an individual.』

大抵の読者はこのThesis statementを見つけて

「ああ。このエッセイは”日本の和の心”について紹介してくれるものなんだな。」

と理解してくれるはずです。

 

とここまでが1つのTitle〜Introの例文になります。

ではいつも通りまとめに入ります。

まとめ

Introductionというのは、読み手に読んでもらうための意欲を持ってもらう第一歩です。

ここでどんな風に惹きつけられるかでエッセイの見栄えは相当変わってきますので、是非書き方のパターンを覚えて上手い導入が出来る様になっていきましょうね。

では。

 

・Essayの構成テンプレートが見たい方はこちらの記事もどうぞ

https://elblog.org/2020/12/05/英語のエッセイの書き方基礎編①構成や書き方の/

・Thesisの書き方や種類を詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ

https://elblog.org/2020/12/06/英語のエッセイの書き方基礎編②thesisの意味と書き/

・Essayの結論の書き方を詳しく知りたい方はこちら

https://elblog.org/2020/12/17/英語のエッセイの書き方基礎編⑤結論の例と締め/

 

 

こちらも良ければ参考にどうぞ:

McCombes, Shona. “How to Write an Essay Introduction: 4 Steps & Examples.” Scribbr, Scribbr, 15 Oct. 2020, www.scribbr.com/academic-essay/introduction/.

 

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