【STEAM(スティーム)教育で実社会で役に立つ人材育成。『自分の創造力に自信が無い日本人』から脱却出来るのか】
皆さん、STEAM教育って聞いた事ありますか?
自分もおやこのくふうというサイトを確認してから知ったのですが、STEAM教育とは「実社会で役に立つ教育」を推進するためのアメリカ発祥の教育モデルの事です。今回は簡単にSTEAM教育についてのご説明をして行こうと思います!
STEAMとは「ある教育モデル」の頭文字をとったもの
「STEAM」はその教育モデルに必要とされる英語の頭文字で造られた造語で、それぞれ
- S 科学 Science
- T 技術 Technology
- E 工学 Engineering
- A 芸術 Art
- M 数学 Mathematics
となっております。
STEAMのAはArt(芸術)。他の国では『STEM』教育って言われるのに、日本ではArtをプラスするんだそうです。理由は、日本人は自分自身で『創造力が無い。』と自信の無い人が多いからなんだって。
※データはこちら
- 『自分に創造力があると思いますか?』って言う質問に、18歳日本人は約8%がYESと答えたのに対して、アメリカ人は約47%がYESと答えた。
- https://oyako-kufu.com/articles/329
これまでの日本の教育制度の知識教育
これまでの日本の教育制度は「机に座って皆で先生の授業を聞く」というスタイルでしたよね。
この場合の教育方法を「知識教育」というような言い方をします。日本の教育方法は戦後の高度経済成長を生み出した訳ですから、全てが悪いと否定するつもりはありません。しかしながら実体験から思う事を言わせて頂くと、「ほぼ役にたった経験がない」という気がします。
小学校から高校まで、成績はそこそこ良い成績でした。小学校の時は宿題をしっかりこなしていましたし、先生からの評価を気にしてちゃんと日記も毎日つけていました。中学校では英語の先生がとんでもなく教えるのが下手な人がついた事があって勉強のやる気をなくしかけましたが、何とか高校は志望した高校に受かりました。で、高校は進学校でいろんな事を暗記したり計算したり色々やりました。
が、結果社会人になった今、役立った事はあまり感じません。
「目的がわからないまま迷路に迷っているような日本の教育」には実社会で役立つものが見えないのではないかと思います。つまり、勉強したあとのアフターケアのようなものが存在しないのです。
知って、創る。STEAM教育が目指す教育モデルと目標
STEAM教育の大まかな目的として掲げられていることは「知ってから、造ってみる」ということです。
その二重のプロセスを踏む事によって子供たちが「ワクワク」するような環境を作り、「もっと学んでもっとしりたい!」と思ってもらう事で学習意欲を促進していくそうです。
そしてこの教育モデルの最終目標は「自ら課題を設定して、解決策を練る事の出来る人材の育成」です。
今後の世の中はAIやロボットといったような高度な科学技術がどんどん登場してきて、単純な作業はもちろん、細やかな知識の部分もそう言った技術に頼っていく事になるかもしれません。人間がどれだけ努力しても、計算ではコンピュータに勝つことはできないのです。
しかし、AIやロボットは「課題の設定」が出来ません。
例えばCO2の排気量が非常に多くなってきているからと言って、いきなりAIやロボットが「排気量減らさないとヤバくない?」とは言いません。それは人間にとっての害なので、人が声を上げなければ問題になりません。つまり、AIやロボットは「社会に今後必要とされるものは本当に何なのか?」はわかりません。データの蓄積や解析は得意でも、人や社会で求められる解決策を導くためには「問題の設定者」が必ず必要です。
今後のSTEAM教育が、そう言った未来ある子供たちの手助けになることを心から願います。
では。
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