アメリカ留学は将来の進路に有利なの?
『どの国に留学したら自分の今後の将来をより良くしてくれるの?』なんて気になった事はありませんか?
学生である間に起業したり、副業を安定させたりしない限り「(大学の学部過程に)留学をした後」の殆どの学生は 就職 or 進学 のどちらか二択になるでしょう。
どんな道を歩むにしても留学を選択した時点で中々なアドバンテージがあるのは明白ですが、留学した国によってはちょっと就活がしづらかったり、大学院への進学が中々取り付けられなかったりと苦労してしまうこともあり得ます。これではせっかく留学した利点を最大限に活かせていないですよね。
そこで今回は、筆者のアメリカでの経験を踏まえて
「アメリカ留学が就活にも大学院進学にも有利に働くポイント」を解説したいと思います!
GPAの評価の公平さ・教授からの推薦状
大学院という進路を選ぶ上で重要となってくるアピールポイントが二つほどあります。
それが「GPA」と「推薦状」です。
GPAの公平さ
アメリカの大学から大学院に進む時、重要となってくるGPA。このGPAという指標の詳しい説明については別の記事を参照して頂ければと思いますが、大学院の評価基準としてよく使われます。このGPAが高い場合は「どの大学を出ているか?」という指標よりも重要になってくる場合があります。
アメリカでは日本の学校や会社の認識とは違い、少し有名な大学のC(GPA2.0)よりもあまり有名でない大学のA(GPA4.0)の方が評価が高くなる傾向があります。それはつまり、「有名な大学にいても学業に対して真摯に取り組んでいなかった人」よりも、「普通の大学でも学業に対して真摯に取り組んでいた人」の方が「今後も成長が見込める人」として見受けられるということです。
この「努力していた人の評価」が正当に評価される国アメリカは、経済的にもあまり有名な大学等に進学出来なかった学生にとってはまさに一発逆転が可能な国であると言えるでしょう。
教授からの推薦状
次に評価の基準となるのは「教授からの推薦状」です。
アメリカでなくとも推薦状は頂けるとは思いますが、自分がいた大学ではしっかり先生の目に止まるように授業を受けていれば、必ずその姿勢に先生は応えるように快く推薦状を用意してくれました。自分は経済的状況もあり当時進学はやめましたが、教授とのコミュニケーションも努力次第でなんとかなってしまうのがアメリカの文化のいいところだと思います。
就活が比較的やりやすい
アメリカ留学が就活に良い理由としては、この就活が比較的やりやすいという事があります。
その理由は、キャリアフォーラムです!
毎年ボストンキャリアフォーラムが開催される
「ボストンキャリアフォーラム」という言葉を聞いた事がありますか?
これは毎年11月にボストンで開催される「日本人留学生のためのキャリアフォーラム」のうちの1つであり、同種のキャリアフォーラムの中では最大級になります。
このキャリアフォーラムの凄いところはズバリ、
「4割ほどの学生がキャリアフォーラム中の三日間のうちに1つ以上の内定を得る」
と言われているからです。他の2〜3割の学生も選考のフロー途中ではありますが、中々のところまでは進めると言われています。なんにせよ驚異的な数字である事は変わりませんし、日本で普通の就活をした時にやらなければならない面倒な部分を飛び級して、会社のCEOに近い立場の人との一対一の面接まで進む事が普通に可能です。(因みに自分も大手VCの取締役との面接&ディナー、大手IT系企業のCTOとの面接を経験させて頂きました。)
こういったチャンスが溢れているキャリアフォーラムがアメリカで開催されるのですから、アメリカ留学は魅力がありますよね。
就活や海外大学院への進学にも最適な他の理由
就活や大学院への進学が有利という理由の一つとして
「奨学金の多さ」と「アメリカブランド」があります。
奨学金の多さ
アメリカの大学や大学院に進学する場合、多くの奨学金制度(給付型)が用意されている事が普通です。
ここでは「(奨学金とは本来)返済の義務が無い給付型のもの」を指します。
(因みに、日本で行われているのは未成年に借金を押し付ける学生ローンです。)
あなたがアメリカの大学を卒業し学位を取得した場合、大学院で申し込める奨学金は現地のアメリカ人と同じものになるはずなので、奨学金を申し込む意味でもアメリカ留学はありの選択ですね。
アメリカの大学卒業というブランド
アメリカの大学を卒業していくという事は、「世界の大学院へ進学するための切符」を得たとっても過言ではありません。勿論、それ相応のGPAを維持している事が前提になりますが、「アメリカの大学学位取得」という事はある種のブランドになります。
そして、単純に考えても日本から留学してアメリカの大学を卒業しているという事は、少なくとも「英語圏の大学」の全てに申し込めることを意味します。日本語は勿論、英語も日常生活以上は喋れる、そしてもう一つほど言語を話す事が出来れば、日本の普通の大手であれば喉から手が出るほど欲しい人材ではあるでしょう。
まとめ
今回は、アメリカ留学というものがあなたの今後の将来にどのように役立ってくれるのかを中心にお話しさせて頂きました。
勿論どんな国で留学をしたとしても、留学をするという事それ自体が特別な事であるのは間違いありません。しかし、様々なメリットを考えればアメリカに留学をするという事は周りから見ても魅力的な提案なのかなと思います。
是非今回の情報を役立てて、あなたの将来をより良いものにしてくださいね!
では。
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